別名、不在のアニスと人の話を聞かない人達。
【ゲームの方はED分岐を作るのみ。やっとこさです。でも難関っぽいです】
◎月▽日。晴れ。
今日は日曜日。
前船長のフックさんが定めたという週に一度の休船日です。
遅い朝でも、ちゃんとごはんは食べなくちゃ。
船員さん達の健康管理も私の大事なお仕事です。
(以下略)
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(その頃の食堂室)
オハギ 「おなか空いたね~。ごはんまだかな~」
Mティー 「菓子食いながら言う台詞かよ。少しは我慢しろよお前ー」
オハギ 「うん。待ち遠しいよね~(もぐもぐ)」
Mティー 「………(聞いてねぇなコノヤロー)」
フック 「で、実際のとこ、ドコ行ったんだコックは? 厨房にゃ居ねぇ様だが」
クロ助 「鳥部屋ですよ。兄貴」
フック 「ってこたーあれか。ついにアノ肉がご登場って訳か(わくわく)」
クロ助 「(アノ肉って何スか)……卵です、たまご」
フック 「(ちっ)」
クロ助 「あの鳥達に何かあったら、あの娘、泣きますよ」
フック 「肉肉にくー。あー、肉食いてーなー」
クロ助 「――(聞いてないな人の話)」
ブラック 「しかし、少々遅すぎやしないかね。あの手際の良いお嬢さんが」
D 「手際の良さで身長は伸ばせんよ。今頃、痛感している事だろうさ」
ブラック 「………? また何か企んでいるのかね」
D 「違うね、ブラック。そういう場合はもっと時間をかけて綿密な準備を――」
ブラック 「つまり突発的に、一体何をやらかしたんだ?」
D 「うむ。とても小さな事だ。取るに足りない小さな……くく、ククク」
ブラック 「……成程、苦労する訳だ」
D 「いや、何の事はない」
ブラック 「君の事ではないのだが、まあ、聞いてはいないな」
ジーさん 「………(ハナっから何も聞いちゃいない)」